取材記事

【巨大災害時代を生きるーー私たちにできる3つの事】

9月28日、29日、
多くの方のご協力のおかげで、台風で被災した岩手県に
災害支援ボランティアとして作業入りさせていただきました。
ご支援・ご協力くださった方々、本当にありがとうございました。

場所は岩手県岩泉町。三陸海岸から東に20㎞ほどに位置します。
8月30日、この地域を強い勢力を持った台風10号が襲いました。
岩手県に、太平洋側から台風が上陸するのは
1951年の観測開始以来初めてのこと。
暴風による倒木や停電、建築現場の足場の崩壊、
高波や高潮による沿岸部の浸水、
大雨による河川の増水、道路冠水など、
たいへん大きな被害がでました。

中学、高校と岩手県で育った私は、
いてもたってもいられなくなり、およそ1カ月経った9月下旬、
仕事の都合をつけて、現地入り。
1カ月経っても、人手不足でまったく進んでいない復旧作業。
下水や河川の水が混ざり合った、異臭を放つ泥。
激流で流された家や車。想像を絶する光景です。

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全国放送では、被害の状況があまり詳しく報道されていないため、
普通の台風がきたのと同様だと思っている方も少なくありませんが、
現場に行ってみると、局地的とはいえ、2011年の東日本大震災を思い出させる
状況でした。

私が作業させていただいたお宅は、築200年の古民家でしたが、
この台風で、床上150㎝以上浸水し、一階にあった家財道具は
ほとんど廃棄せざるを得ませんでした。

「80年以上生きてきて、こんなことは初めてですよ。
近くの川は、いつも本当に穏やかな流れで、水が溢れるなんて
想像したこともなかった。この地域の人で、こんな災害が想像できた
人は一人もいなかったと思う。」

長い間に刻まれたしわの目立つ、細い腕でスコップを持ちながら、
被災した自宅をじっと見つめる男性の瞳が、
今も脳裏に焼き付いています。

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地球温暖化の影響によって
このような災害が今後、ますます巨大化し、増えていくことは
世界の研究者の間ではもはや常識だそうです。
まさに「巨大災害時代」です。

そんな時代を生きる私たちには、何ができるんだろう。
さまざまなことを考えた結果、3つの事に取り組む決意を
あらたにしました。

① 実際に被災地に行って現状を知り、助けを必要とする人に
手を差し伸べること。「善い事のみが実在する」という信念を
持ちながら、被災された方々の思いに寄り添い励ますこと。

② ①を実践する思いを持った仲間のネットワークを作って情報を
共有し、現地入りする仲間をサポートすること。

③ 巨大災害を起こす原因である地球温暖化を少しでも防ぎ、
自然と人が調和した世界を作るために、
低炭素のライフスタイルに転換すること。
異常気象の根源を断つ!

今後、地球温暖化に伴う災害が増えることは
もはや不可避なので、
被災された方や地域に、同慈同悲の心を持って、
直接的に手を差し伸べることが大切。

でも遠方から向かうのには様々なハードルがある。
(今回、私は山梨から、仕事後に新幹線で仙台まで入り、翌朝の始発で岩手入り。
帰りは、夜行バスを利用。休みを2日間とれれば、行けることには行ける。が、結構きつい)

全国にネットワークを作って、近隣の人が行きやすいように
サポートする。それは、ノウハウはもちろん、交通費なども可能ならばカンパを募るなどである。
(今回も心ある仲間にカンパしていただけたおかげで、
私の金銭的な負担は半減した。本当にありがとう)

そして、地球温暖化の原因である温室効果ガスへの対策。
これは、「肉食を控える」「自転車を利用する」「地産地消を心がける」など
ライフスタイルを低炭素に転換することで、
根本的な解決の道を進むー!

ひとりでは、大きなことはできないかもしれない。
でも仲間と一緒なら、自然と人間が調和しながら、
すべての人が笑顔になる社会を実現できる。
そう、思いを強くした2日間でした。

感謝