『ウェブとはすなわち現実世界の未来図である』を読んだ。
著者は、
国内外企業のデジタルマーケティング前半からメディアの
立ち上げ・運用などを支援している、株式会社インフォバーン代表取締役CEOの小林弘人氏。
私はこれまでの仕事でまったくと言っていいほど、
ウェブには関わってこなかった。
そんな私が、先月異動した先の部署で、
いきなりインターネット推進部長になってしまった。
ウェブのことをまったく知らないままではまずいと、さずがに冷汗をかき、
早速、同書を手にとったのだった。
本書を読んでのまとめと、私が得た学びを共有する。
自分や、自分の所属する企業に変化をもたらしたいと思う方にはぜひ、
目を通していただきたい。
① ウェブ的思考を現実世界に適用することで企業は強くなる。
現在のウェブの世界で力を持っているのは、ことごとくオープンソースを提供する企業である。
大容量のデータを保存し、人と共有することのできるGooleドライブ、
世界で利用者13億5000万人のフェイスブック。
これらはすべて無料でソースを提供している。
そしてその場では、多くの“集合知”が生まれている。
このオープンソースの思考を現実の企業の中でも活用しない手はない。
とくに日本企業に言えることだが、創業から年数の長い企業ほど、縦割り化し、
部署間での交流やアイディア・情報の共有がなされなくなる。
ウェブ的思考は、そういった企業に風穴をあけ、新たな“知”の生まれる
土壌を作ることができるのだ。
② アイディアはマッシュアップ!
マッシュアップとはもともと、音楽の用語で、ある楽器で出した音と
電子音を組み合わせて新しい音を楽しむということを意味する。
一般の人にとって、革新的なアイディアとはとても生み出すことが困難なものである
という印象があるだろう。
しかし、実は既存のアイディアとアイディアを組み合わせることで、まったく新しいものを
生み出すことは可能なのである。
その例として面白いのは、「イチゴ大福」だ。
イチゴはもともとある。もちろん大福もだ。しかし、これまで、この二つを組み合わせる人が
いなかったのだ。これらが組み合わされた新価値は、大反響をよんだ。
③ 失敗しよう、失敗を許そう。
最後に、失敗することを恐れないことが大切である。
これは何も、道徳論でいっているわけではなく、
次々と新たなサービスが生み出される現代においては、「速度」が
至上命題なのである。
その速度を最も遅らせるのは、失敗を恐れること、また、失敗を許さない雰囲気である。
何事もいきなり大きな成功を手にいれることはあり得ない。
小さく生み出し、大きく育てることだ。
挑戦しよう。
